16 Pit-Macular 症候群について教えて下さい
質 問

20歳のときに「黄斑pit症候群?」と診断され、他病院で手術を受けたのですが、そのときに説明を受けたのですが今ひとつ理解していません。
病態と予後を一般的でいいので教えてください。

回 答

先ず、先天異常の一つで、視神経乳頭に小さな穴があいている「視神経乳頭小窩」という病気があります。
それだけでしたら、非進行性の視野異常があるだけなのですが、それに、部分的な網膜剥離が一緒に起こってくる方がいらっしゃってそれを「Pit-Macular 症候群」といいます。
網膜剥離の原因は、この小窩を通って網膜の裏側に水が回ってくると言う説もありますが、まだ明らかにはなっていません。
いずれにしても、網膜剥離であるわけですから、進行してくることがありますし、また通常このの病気に見られる網膜剥離は、黄斑部という、視力に大きく影響する部分に起こりますので、状態によって手術、光凝固等で対応する場合があります。
ただ、いずれの治療が最も適しているのか、そして、その予後と言うものに関しては、しっかりした統計がありません。
と言うのも、この病気自体があまり頻度の多いものでないと言うこと、そして、これに硝子体手術をするという事の歴史が浅いこと、長期に経過観察されている症例が少ないからです。自然消退するという報告もありますが、稀だと思います。
20才当時、どういう手術を受けたのか、今の視力や眼底の状態はどうなのか、最も最近受けた診察はいつで、その時の説明は?など、もう少し情報があれば、それに対する御説明は出来るかも知れませんが、申し訳ありませんが今回はこの位のことしかお答えできません。

文責:大内 雅之

 

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